日本では新しい年度の始まり、そして桜の季節ですね。オーストラリアは季節が日本とは反対なので秋になりました。メルボルンは、もともと日中の気温差が激しいのですが、昼間は汗ばむ日でも朝晩はかなり寒くなってきました。そして今年は3月29日金曜日からイースターホリデーの始まりです。私の仕事も4日間お休みなので、ホリデー初日にシティ(the CIty=Melbourne CBD=メルボルン中心地)に行ってきました。
遊びに行く時、私が一番気になるのが外食なんです。それはもう、日本と比べると高い!1月にシティに来た時、たまにはお店のラーメンが食べたいなぁと思って一風堂で食べたんですが、私が注文した魚介スープがブレンドされたBonitoラーメンは一杯22ドル(約2100円)でした。なお、一風堂さんが特別高いわけではありません。そして、さらに日祝日だとレストランではサーチャージ(surcharge=割増料金)がかかることがあります。だから気軽に外食する気になれないんです。
で、今回お昼の12時過ぎ、どこで食べようか通りをうろついていたら、目の前にセブンイレブンが!
オーストラリアのセブンイレブンと言えば、私にとってはガソリンスタンド(オーストラリアではpetro station)のイメージです。日本のように駅前や住宅街にはありません。数年前にガソリン給油時に店内を見た時は、薄暗いし、サンドイッチも美味しそうに見えなくて、これがセブン?と思った記憶。でも今回、街中のガソリンスタンドでないセブンイレブンを見て思い出したのが、去年のニュース、日本のセブン&アイ・ホールディングスがオーストラリアのセブンイレブン運営会社を買収したというもの。
もしかしてシティのセブンは日本風になっていたりして?と期待して入ってみました。
結論から言いますと、日本!という感じではなかったです。店内は割と明るくて清潔感もあり、サンドイッチとコーヒー飲料は種類が豊富だなと思いました。おにぎりを売ってるのを私は初めて見たので、お昼はおにぎり($3.50=約340円)で決定。でもおにぎりの具はなぜかスパイシーなものしかありませんでした。
10年ほど前、英語の語学学校に通っていた時、生徒による持ち寄りパーティがあり、私は手作り鮭フレーク入りのおにぎりを持って行ったのですが、正直あまり好評ではありませんでした。一口食べた中国系の男子生徒がイマイチと思ったのでしょう、その場にあったハラペーニョをおにぎりに乗せて食べたら「Oh, Good!」と言っていたので、この国ではスパイシーな味付けが好まれるのかもしれません。
では実食!私のチョイスは“SPICY COOKED TUNA”。
このパリパリ海苔が食べられるパッケージをオーストラリアで見られる日が来るとは!興奮しながらラップからおにぎりを取り出して一口食べると、あれ?ごはんに味がついている?なんと、酢飯なんです。おにぎりの形をしたお寿司か?
お昼のお弁当におにぎりを持って行くと、「Sushi?」と聞かれることがよくあります。おにぎりはまだ知名度があまり無いんですね。そういえばオーストラリアに来て間もない頃、ショッピングモールで寿司ロールを買ったら、ごはんが酢飯じゃないことがありましたっけ。
食べながら米をよく見ると中粒種(medium grain。日本のお米は短粒種)だし、ぼそっとしています。日本のコンビニのふわっとしたあのおにぎりとは比べ物になりません。チェーン店の寿司ロールも中粒種を使っているところがほとんどじゃないかと思うので、オーストラリアの“ONIGIRI”はこんなスタイルで広まって行くのかもしれませんね。具はちょっと辛いツナ缶味でした。
とはいえ、日本のおにぎりやコンビニも知名度が上がってきていると思います。私の職場の同僚も続々と日本へ旅行に行っていますが、みんなコンビニでおにぎりを買って食べたと言っています。そして多数のオーストラリア在住の日本人は日本みたいなコンビニが家の近くにあればいいのに、と切実に思っているので、セブンイレブンさん!お願いします!!
あと、おにぎりと一緒にお茶も買いたかったのですが、紅茶系飲料しかありませんでした。おーいお茶があると嬉しいな、スーパーでも売ってますしね。
今回おにぎりの他に日本風春雨サラダ($8くらい?)も食べました。何となく醤油風味の粘度の高めの酸味が強いドレッシングをかけて食べます。オーストラリアのドレッシングってすごく酸っぱいのが多いような?ポテトチップスのsalt&vinegar味も酸っっっぱ!と思う。レジでフォークくださいと言ったらなぜかスプーンを渡されてしまいました(交換してもらう勇気がなかった)。
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